私たち人間は嬉しいことがあれば気分がようなるし、逆に嫌なことがあれば気分が落ち込みます。
このような感情が自分自身でうまくコントロールできなくなり、普段の生活がうまくいかなくなるのが気分障害です。うつ状態と躁状態を反復する傾向が強く、様々なストレス状況が影響されているとされています。
発病年齢は主に思春期以降であり、加齢とともに発症数が増えることが特徴的で、原因は発病しやすい遺伝的素質と、環境要因が複合していると考えられています。
①うつ状態
抑うつ的で悲観感情が見られ、思考内容は自責的で時に他罰的です。おもな症状としては、活動性が低下し、食欲低下・体重減少・性欲減退が見られます。
治療は抗うつ薬による薬物療法が中心です。
②躁状態
躁状態では、感情は爽快で精神的興奮が見られます。楽天的な思考内容が見られ、活動性の亢進(高ぶり)多弁が特徴的です。
睡眠がうまくとれないなどの症状が現れることもありますが「短時間での睡眠で十分」と解釈されることが多いため、自覚的訴えはあまりみられません。
治療には薬物療養が用いられています。
カウンセラーは医師のように病名を診断したり投薬治療を行うことはできませんが、
ご自身や周囲の方にこのような変化がみられたら、早めのカウンセリングやご相談をおすすめします。
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