私もそうだったのかもしれません。
私達人間は、時々物忘れがあったり、間違いをしなかったか確認が定かではなくなることがあります。
たとえば家を出るとき、「火はけしてきたか?鍵はかけたか?」などは誰でも経験したことのエピソードです。
しかしこのエピソードが過剰に気になってしまい、万に一つの危険を恐れる気持ち(強迫観念)と、その危険を除外し、不安を打ち消すための動作や行動(強迫行為)に支配されてしまう状態に陥ってしまう症状があります。
この症状を「強迫症」といいます。
強迫症は、考えたくない考えが繰り返し頭の中に浮かび上がり、打ち消す努力をすればするほど不安が強くなってしまいます。
繰り返し強迫的な観念に囚われている状況や内容が、本人自身も自覚している場合が多いのですが、それでも繰り返し気になってしまうという状況に陥っています。
具体的な行動としては、外出する際に鍵をかけられたかどうか何回も確認したり、不潔な状況に異常な恐怖感を抱き、手を洗う行動をとめられなくなったりと、様々な強迫的な行動が見られます。
私の場合は、コップの水を何口で飲み干さなければいけない、手を洗うときの回数も決まって数えていました。
辞めたいけれど辞められない。考えたくないけど、一度思い出すと不安で考えが止められなくなるなど、本人の心理的負担は非常に大きいのも特徴です。
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